2024.07.22
摂取したタンパク質が代謝されるまで
トレーニングを頑張る方だけでなく
最近では、美容や健康面からも
プロテインを摂取している方も多いのではないでしょうか。
プロテインのメインの成分は”タンパク質”ですよね。
1日に必要なタンパク質の摂取量を
食事だけで達成しようとすると
かなり大変なので
プロテインが効率よくタンパク質を摂取できる
手段の1つです!
摂取したタンパク質が
身体の中で代謝されるまでの流れを
解説していきます。
目次
Contents
目次
Contents
1.タンパク質を構成するアミノ酸
そもそも、タンパク質とは何でできているのか?
それは、”アミノ酸”が結合することによって作られます。
アミノ酸は自然界に約500種類ある成分ですが、
そのうち、人の体内のタンパク質に含まれるのは
約20種類です。
この20種類のアミノ酸の内、
体内で十分に合成できない9種類を
「必須アミノ酸」と言います。
この必須アミノ酸は食事で補給する必要があります。
残りのアミノ酸は体内で脂質や糖質から合成され
これらは「非必須アミノ酸」といいます。
2.タンパク質の”アミノ酸スコア”
プロテインを選ぶ際に
「アミノ酸スコア100」など記載されている
ものをよく見かけるのではないでしょうか?
”アミノ酸スコア”とは簡単に言うと
「タンパク質の質」を表すものです。
食品に含まれるタンパク質はその種類によって
含まれるアミノ酸が変わります。
必須アミノ酸全てがバランスよく含まれているものほど、
体内で効率よく利用されます。
この必須アミノ酸がバランスよく含まれているかを
数値で表したものを「アミノ酸スコア」と呼んでいます。
数値が高いほどタンパク質の質が高く
100が満点です。
たまご、マグロ、大豆などが
アミノ酸スコア100と言われています。
3.摂取したタンパク質は肝臓へ
では、実際にお肉やたまごを食べて
摂取したタンパク質は身体の中で
どのような経過をたどるのでしょうか?
まず摂取したタンパク質は
消化酵素などによって”アミノ酸”に分解されます。
アミノ酸に分解された後、小腸で吸収され
”門脈”という血管を通って”肝臓”へ運ばれます。
4.タンパク質の合成
肝臓へ運ばれたアミノ酸は
血管を通って全身の細胞へ運ばれます。
その運ばれた各細胞にある
DNAの情報をもとに
その細胞にとって必要なタンパク質が作られます。
①筋肉や臓器になる
タンパク質といえばこのイメージが
1番身近なのではないでしょうか。
骨や筋肉、臓器などの主成分となり
合成と分解を繰り返しています。
②酵素やホルモンになる
タンパク質は体内の代謝や生体反応の調節に不可欠な
酵素やホルモンの原料にもなっています。
③物質の運搬や情報伝達
全身に酸素を運ぶヘモグロビンなどの
血液成分や神経伝達物質の一部
遺伝子や免疫物質などの主成分でもあります。
体内で起こる化学反応にタンパク質は不可欠な存在です。
以上のようにタンパク質は身体の中で
とても重要な役割を果たしています。
5.古くなったタンパク質の代謝
古くなったタンパク質はもう一度
アミノ酸に分解されます。
その後、アミノ酸がさらに分解されると
ATPとアンモニアが生成されます。
アンモニアは身体にとって有毒であるため
肝臓へ運ばれ解毒され尿素に変化します。
その尿素は腎臓へ運ばれ
尿として体外へ排出されます。
体内で余ったタンパク質は
脂質や糖質と違って貯蔵されません。
そのため、タンパク質の過剰摂取で
起こる身体の不調はほぼないと言われています。
しかし、腎臓に障害がある方は
腎臓にとってかなり負担がかかるので
ご自身の体調にあわせて
適量を摂取しましょう。
また、タンパク質は貯蔵されないため
一度にたくさん摂取しても
排出されてしまいます。
プロテインを摂取している方は
一気にたくさん飲むのではなく
時間を分けて摂取したり
食事の間に摂取することで
タンパク質を効率よく摂取することができます。
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