2024.06.09
電気療法って実際どうなの?マイクロカレント(微弱電流)編
電気療法について基本的な説明は
当院の整体メニュー>電気療法の
ページに掲載しております。
使用できない方などもあげておりますので
ご確認ください。
特に主要に使っている3種類の電気療法
- 立体動態波
- 3D EMS
- 3D MENS
について実際の使い分けや
日々使用する中で体感していることなど
あくまでも”私が”どういった考えで
使い分けているかをご説明いたします。
今回はマイクロカレント(微弱電流)編です!
目次
Contents
目次
Contents
1.マイクロカレント(微弱電流)を使う目的
マイクロカレント(微弱電流)は主に
・痛みの鎮静
・骨折や捻挫など損傷部位の修復
・お肌の引き締めとリフトアップ
を目的として使用しています。
マイクロカレントは微弱電流とも呼ばれ
身体の自然な治癒力を引き出す電気療法です。
生体ではケガをした際に体内で
”損傷電流”が流れます。
この体内で起こる自然な電気活動と同じ
50~600㎂の電流を使用しています。
2.痛みの鎮静
痛みの鎮静は、立体動態波でもあげましたが、
立体動態波と大きく違う点は
”筋肉の収縮が起こらない”ことです。
前述のようにマイクロカレントは
身体に流れている電流と同じ電流を使用するため
電気をあてますが”ほぼなにも感じません”
肉離れや急性期のぎっくり腰、捻挫など
筋肉が動くことで痛みがひどくなるような
ケガに対してはマイクロカレントを使用します。
また、痛みの鎮静だけでなく
細胞の活動が活性化されるため
筋肉の緊張緩和や血流が促進され
治癒までの期間を短縮することも
期待できます!
急性期だけでなく、
もちろん慢性的な痛みにも
マイクロカレント(微弱電流)の適応です。
電気療法特有のじんわりとくる電気の感覚や
筋収縮を外的に起こされる感覚が苦手な方は
マイクロカレントを使用しています。
3.骨折や捻挫など損傷部位の修復
骨折や捻挫では、損傷した骨折や靭帯の周囲に
- 赤くなる(発赤)
- 熱をもつ(熱感)
- 腫れあがる(腫脹)
- 痛みがでる(疼痛)
- 動かせない(機能障害)
という「炎症の5徴」が現れます。
急性の炎症が起こると毛細血管は拡張し
損傷部周囲の血流が増加します。
これが、発赤・熱感を起こす原因です。
そして、拡張した血管からは血液成分が
滲み出し組織に浮腫が起こります。
→腫脹の原因
この浮腫(腫脹)が起こると組織圧の上昇で
損傷部が圧迫され放出した化学伝達物質が
痛み受容器を刺激し”痛み”が
引き起こされます。
これらが合わさって機能障害へと繋がるのです。
マイクロカレント(微弱電流)の働きとして
細胞レベルではATPの生成を促進します。
※ATP(アデノシン3リン酸):細胞(生命)のエネルギー源
このATPは細胞の修復や再生を助ける重要な役割を果たします。
なので、ATPの生成を促進するマイクロカレント(微弱電流)は
傷の治癒促進や炎症軽減が期待できるのです。
循環も促進されるため、余分な皮下出血の吸収も
早まります。
”腫れ”や”あざ”など見た目に影響するので
特に女性は気になるところではないでしょうか。
「早めにあざを消したい」などのご希望がある場合
ぜひ一度お試しください。
当院で実際にあった例をご紹介します。
↓ ↓ ↓ ↓
顔面の骨を骨折してしまい
鼻やほほ、目の周りにまで
皮下出血が広がり大きな”あざ”となっていました。
※受傷3日後に来院
お顔全体から首にかけて
マイクロカレント(微弱電流)を10分ほど
当てたところ
次の日には”あざ”が目立たなくなっていたと
ご報告を受けました。
こちらの症例の場合、骨折のずれが少なく
比較的治りやすい状態だったため
1度でも驚く結果に繋がりました。
その他にも
・パンパンに腫れて痛い
・腱鞘炎が痛くて動かせない
などのお悩みがございましたら
お問い合わせください。
4.お肌の引き締めとリフトアップ
こちらは当院のフェイシャルメニューの紹介コラムを
近日アップ予定なのでそのページで
詳しくご説明させていただきます。
すでに、マイクロカレント(微弱電流)の
”細胞を活性化”するという役割を
ご紹介しているので
ある程度ご想像いただけるかと思います!
5.あくまでも施術の一助
前の記事の立体動態波編でも記載していますが
あくまでの施術の一助だと
位置づけています。
これは、電気療法に限らず
筋膜リリースや整体
オイルトリートメントに
共通する位置づけです。
それぞれの施術に
メリット・デメリットがあるため
それらを理解し、お悩み解決に向けて
最短の方法をたどれるよう
様々な施術を組み合わせています。